協会本部所属 スポーツ歯科衛生士の鴨志田です!
今回紹介する本は比叡山大阿闍梨の光永圓道さんの書籍、「心を掃除する」です。
スポーツに関わらず、生きてる限り常に自分自身と向き合う場面が多々あります。
ちなみに、光永さんが行った千日回峰行とは、平安時代から続く7年間で1000日をかけて行う巡拝のことで、700日までの行を終えるといよいよ9日間の`堂入り´という、お釈迦様が悟りを開いた行為の追体験をする行に入るそう。この9日間は断食、断水、不眠、不臥で不動明王の真言を十万遍唱し、外に出られるのは真夜中の午前2時のみの本尊にお供えする水を汲みに行く時たけだそうです。この行に入ると、怪我だろうと病気だろうと挫折や中断は許されず、行が続けられなくなった時には自分で自らの命を絶つ決まりがあり、本当に端から見たら過酷でしかないです。これを達成した者を大阿闍梨と言います。
そんな行を行ってる最中も日々の行いの掃除なども欠かせないそうです。
難しい物事に立ち向かうとき、最初に手をつけるべきは環境を整えること。環境とは人間関係だけでなく、現実にもっとも長い時間を取り巻いてる自宅や仕事場、ものの環境もそうじゃないでしょうか。
掃除を通して環境を整える。心を整える。
そして、いつ死んでも後悔のないように今日を生き、明日に`繋ぐ´。
逆輸入のようにマインドフルネスという言葉がありますが、日本には根底がここにあります。迷いがある時など、是非手にとってみてください!